
デマンドコントロール
光熱費の削減と環境への貢献を同時に行い、
結果が生徒の皆さんにも見える環境対策を実施事例
1.八女学院様のニーズ
八女学院様の課題は年間のエネルギーコストが年々高騰していることが上げられました。
施設内の消費量の増加と、原油高などの影響によるエネルギーコストが上昇し、年間60万円ずつほど毎年上昇していました。
今回の取組の中で、
- 年間のエネルギーコストの削減(使用量及び基本使用料)
- CO2削減による環境への貢献を数値化する
- 生徒達への環境に対する意識改革
の3つを主眼においてプランを進めていきました
【 削減イメージ 】
電気料金は使用量の他に基本料金がかかる。 これは年間の使用量のうち、一番高い消費量の30分間の数値を取り、基本料金を決める方法である。 その両方をどのくらい下げるのかをプランすることが重要。
2.診断・削減シミュレーション
まず、現在の電気料と設備の状況を確認しました。学校において、電気量の多くを占めるのが空調設備と照明設備です。それらの電気料の削減を行うためのプランを考えました。
建物の現状を調べ、空調設備・照明設備の全ての型番の調査をおこないました。機器の一覧表と各部屋の使用率を基に削減プランを作成しました。
空調設備の削減に関してはデマンドコントローラーの「ESSOR」を使用しました。これは空調設備の運行をコントロールし、室内温度をあまり変化させずに無駄な電力消費を落とすという効果を発揮します。
また、照明設備に関しては三菱の省エネタイプのものを採用しました。テストをすると電力消費量が約半分に落ちることがわかります。
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・約10年前の照明器具 (FL40W-2高力率型) ・80W~70W(200V) ・一台あたりの電気料金、約7.74円(一日) |
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・省エネ照明器具 (FL40W-2インバーター方式) ・40W~50W(200V) ・一台あたりの電気料金、約3.96円(一日) |
これらを合算した電力シミュレーションを行いました
このシミュレーション上で削減できる年間電力量は10万kWh、CO2の削減量は40tとなりました。これを森林面積に換算すると41ヘクタール、約1万本の杉の木に相当します。(換算係数は、環境省「温室効果ガス排出量算定方法検討会」報告書より引用)
そして、工事にかかる費用をコスト削減金額で割ったところ、3.5年で回収できることが算出できました。
これらのプランを様々なデータを基に資料を作成しご提案しました。
3.施工
8月の学校が夏休みの間に施工を開始しました。
各棟の電気配線などの施工を行い、空調設備と接続を行いました。台数が多く、作業も至難の業でした。
そしていよいよ試運転。一発で問題なく稼働しました。
4.結果
8月末に工事は完了し、試運転を経て9月より本稼働となった。結果としては大幅な削減へとつながりました。
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2007年10月(9月使用分) |
2008年10月(9月使用分) |
| デマンド値 |
401kw |
309kw |
| 使用量 |
73,920kwh |
59,340kwh 20%削減 |
デマンドコントロール 削減量 |
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8,899kwh |
| 照明器具削減量 |
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5,681kwh |
| 削減量合計 |
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14,580kwh |
| 電気料金 |
1,564,882円 |
1,115,410円30%削減 |
当初の予定では28万円の削減を予測していましたが、いくつかの要因により45万円というこれだけの大きな結果を残すことができました。工事を行う前の9月度の金額は、前年比で約14万円高くなっています。それを考えると数値以上の効果を出していることになります。
なぜこれだけの削減につながったのか?それらのポイントを解説します。
削減の数量などを予測し、最適な料金プランへ変更することにより、大きな効果を生み出すことができます。そのために、各機械がどれだけ下げることかだけではなく、トータルでプランすることが重要となります。
また、もう一つの要因として職員の方々の意識改革も影響しています。皆さんの協力により、無駄な電気の使用を減らす様に少しずつでも気にかけて頂くことで、機械のみ以上の効果を上げることができるでしょう